き
 れ
 い


そんな時だけ

そう言われるもの

ではなかった


時代は変わった

群集に呑まれまい

ぽつぽつと

雨上がりの滴の様に

一人ひとりの色が

ちゃんとあるから

だから

私が赤い靴をはいて

青白いしわのある足

に合わせていても

誰も何も言わない




本当に美しい花でした
 
ずっとそのままでいると思ってた
 
でも その花は 枯らしてしまったから


新しい種から

いい芽が出るといいな


上昇しようとすればするほど

現実の足場は下っていた
 
いくつものコダマが
 
世界を平穏にしてくれているのに
 
物語を奏でてくれるのは
 
いつのまにか夢だけに・・・
 

ある日
 
夢と現実の交点へぶつかり
 
その日から
 
新しい坂を登るの




空高く舞い上がる

残るものはただ一つ

だったのは

私の赤い靴

それが最後の私

靴のおかげで

泣くことがなかった

私の涙






夕立がやってきた  













赤い靴

>>Artist---*:Saki_OKUBO+
//*_*; Date:September.1 "2003
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